ログハウスは重量のあるログ材で壁を作る為、建物の重心が大変低く、地震の横揺れや縦揺れに対してとても頑丈な住宅です。 ログ壁は、マグニチュード7の地震と、風速60m/秒の風をしっかり支え、ほとんど変形が起こらないという強さを持っています。 事実、ログハウス実大振動試験(2007.7実施)においても、その構造強度の高さが証明されています。
厚みのあるログ材は、強い炎でも表面が炭化するだけで、内部までは燃えないことが実験からわかっています。 この性質が万一の火災でも非難する時間を与え、自然木のログから有毒ガスが発生しないため安全です。
また、ナチュラルクラフトグループでは、国土交通省の防火構造認定を取得しており、都市部や住宅地でのログハウス建築を可能としています。
木は木材となっても生き続け、周囲の環境に反応しながら、湿度が高ければ水分を吸収し、湿度が低ければ水分を 放出することで周辺の湿度を一定に保とうとする働きがあります。だから天然木をふんだんに使ったログは、 湿りすぎたり乾燥しすぎたりすることがなく、常に快適な湿度を保つ天然のエアコンディショナーとして働き、 爽やかな暮らしをつくりだします。
木は外敵から身を守るためにフィトンチッドという物質を発散します。この物質は人間の精神を安定させ、 心身ともに健康を増進させる効果があります。
またシックハウス症候群と呼ばれる新建材から発生する化学物質が 問題になっていますが、自然の木で作られているログハウスにはこのような心配はなく、 家族が健康で心地よく暮らすことが出来ます。
一般的に樹齢100年の木は、伐採後100年経つと最高の強度に達する性質をもっています。 ログハウスの本場、欧米では築後200年以上のログハウスも存在し、使われています。 したがって樹齢70年以上の木を使用する、高い耐久性を持ったログハウスは、適切な手入れを怠らなければ何世代にも渡り、 安心で快適に住み続けることができるのです。
木の断熱性はコンクリートのおよそ12倍といわれています。それは、木の幹の「セルロース」と呼ばれる細胞が、 厚い空気の壁となって外部の熱さをさえぎる役割を果たしているからです。 また、熱の逃げやすい開口部にあたるドアや窓にも無垢材を利用している為、夏は外の厚さを遮断し、 冬はストーブで温めた熱を逃がすことなく、快適な室内環境を保ちます。